世界の始まりについて書かれている本がある事を知っていますか?この本の書き出しはこうです「初めに、神が天と地を創造した。」そしてこの言葉に続き、世界がどのように創られ、最初にこの地上に生きた男性と女性について語られています。この本は時間の始まりだけでなく、この人生が終わった後に起こることについても教えてくれます。この本を通じて、私達は死後の人生に備えるためにどのように生きるべきかを学びます。
この本はおよそ1500年に渡り、約40人の異なる著者により書かれた古い本です。彼らは神が書くようにと告げたことを書きました。神は著者たちに自身のことついて語りました。最初の書である『創世記』の著者は創造について書き、また地球を覆った洪水についても書きました。彼や他の著者たちは神の選ばれた民と神が年月を通じて彼らを導かれた様子についても書きました。神は異なる人々に歴史や詩、預言、そして神の約束について書くように霊感を与えました。この文章は神によって霊感を受けたものであるため、表紙には誰の名前もありません。これは「聖書」と呼ばれ、"the book"という意味です。そして、「聖なる書物」とも呼ばれます。
聖書は世界で最も広く配布されている本です。時折、聖書を破壊しようとする者もいましたが、神は常に聖書を守り、これからも守り続けます。「しかし、主のことばは、とこしえに変わることがない。」(ペテロの手紙第一1:25)。聖書は66冊の本から成り立っています。それは旧約聖書と新約聖書の2つの部分に分けられています。旧約聖書は世界の歴史を語り、神が御子イエスを地上に送って私たちを罪から救うと約束したことを伝えています。新約聖書は神の御子であるイエスが地上に来た様子が書かれています。イエスが赤子として生まれたこと、イエスの生涯の多くの出来事が記録されており、彼が行った多くの奇跡も記されています。聖書は、イエスがあらゆる面において私たちの完璧な模範であることを示しています。イエスが語ると、人々は彼の教えに耳を傾けました。私たちはその多くを「福音書」と呼ばれる書物で読むことができます。
ヨハネの福音書には、イエスの言葉が多く含まれています。彼は人々に対して神が自分の父であることを伝えました。また、神が世界中のすべての人を愛していることを教えました。ヨハネの福音書3:16には次のように書かれています。「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。」また、私たちはイエスが苦しみ、私達の罪のために身代わりとなり死んだこと、そして死からよみがえって永遠に生きていることを読むこともできます。イエスは、私たちが彼を信じるならば罪の赦しを受けることができると教えてくれています。ヨハネの福音書はイエスの言葉が多く書かれており、理解しやすいため、聖書を読む上で最初に読むべき本の一つです。
人生が終わった後に、何が起こるのか気になったことはありますか?聖書は、いつかイエスが再び来られ、すべての人を裁くと伝えています。その時のために備える方法を学ぶことができます。イエスは、彼を受け入れる者たちのために天国で場所を用意してくれていることを教えています。
聖書では「人生の難しい問い」の答えを見つけることができます。私たちはどこから来たのか?なぜここにいるのか?死んだ後はどこに行くのか?これらの質問やさまざまな疑問について、聖書の中に答えがあります。人生が退屈で目的を持たなくなったとき、私たちは聖書の中に、神がこのように語ってくれているのを見る事ができます「わたしは、あなたがたに悟りを与え、行くべき道を教えよう。わたしはあなたがたに目を留めて、助言を与えよう。」(詩篇32:8)。身近な人が亡くなったとき、私たちは神からの慰めを得るために聖書に向かうことができます。神は今日も聖書を通して私たちに語りかけてくれます。
私達は本を読み、それが真実かどうか疑問に思う時があります。しかし、聖書は神の言葉であるため、私たちはそれが真実であることを知っています。聖書には、「主は言われた」という言葉が何百もの節に書かれています。また多くの預言が書かれており、後にその通りに実現しました。イエスは、彼のもとに来る者に平和と喜びを与えると約束しました。多くの人々がこれを経験しています。神は人類を愛しており、その愛の証として彼は御言葉を与えています。聖書は私たちの心に語りかけます。
今日、聖書を読みましょう